アマチュア無線アプリ「HAM交信サポート」の検索オプション解説

iPhone用のアマチュア無線ハムログアプリ、「HAM交信サポート」の検索オプションについて解説します。

Ver.1.7.0〜

Ver.1.7.0より、検索オプションを修正しております。

また、アプリバージョン Ver.1.6.15以降では、検索キーワードを直接入力するだけでなく、交信履歴画面の「検索オプション」から検索条件を選べるようになりました。

検索オプションを画面から追加する方法

交信履歴画面の「検索オプション」を選択すると、「検索キーワードを追加」画面が開きます。

この画面では、呼出符号、日付、QSL、周波数、モード、コンテスト、電子ログへの送信状態などを指定できます。選択した内容は検索キーワードへ変換され、「検索欄に挿入」を押すと、現在入力している検索語に追加されます。

同じ種類の検索キーワードがすでに入力されている場合は、新しく選択した内容に置き換えられます。通常の検索語や、ほかの種類の検索キーワードはそのまま残ります。

検索結果の上部には、該当した交信履歴の件数と、追加した検索条件が表示されます。不要になった条件だけを個別に解除することも、すべての条件をまとめて消去することも可能です。

検索範囲を指定する方法

検索欄を選択すると、次の検索範囲が表示されます。

  • すべて
  • 呼出符号
  • 名前/QTH
  • バンド/モード
  • QSL
  • メモ
  • コンテスト

検索範囲は、FT8や東京など、項目名を付けずに入力した通常の検索語に適用されます。

callsign: や mode: など、検索する項目を指定した検索オプションは、選択中の検索範囲にかかわらず、指定された項目を検索します。

Ver.1.7.0以降で追加された検索オプションについて

Ver.1.7.0以降では、次の検索オプションを利用できます。

  • operator: オペレーター名
  • qsl: QSLの有無
  • qslway: QSLの交換方法
  • caller: どちらから呼び出した交信か
  • nr: 送信または受信したコンテストナンバー
  • contest / contesttag: コンテスト名やコンテストタグ

QSLの有無は、次のように指定します。

qsl:yes

QSLありとして記録されている交信を表示します。

qsl:no

QSLなしとして記録されている交信を表示します。

QSLの交換方法は、次のように指定します。

qslway:two_way

お互いにQSLを交換する交信を表示します。

qslway:one_way_send

自分からのみQSLを送る交信を表示します。

qslway:one_way_receive

相手からのみQSLを受け取る交信を表示します。

どちらから呼び出した交信かを検索する場合は、次のように指定します。

caller:me

自分から呼び出した交信を表示します。

caller:other

相手から呼び出された交信を表示します。

コンテストナンバーは、送信したナンバーと受信したナンバーをまとめて検索します。

nr:001

コンテスト名やコンテストタグは、次のように検索できます。

contest:ALLJA

また、次の検索オプションは、それぞれ同じ意味で使用できます。

  • name: は othername: と同じ
  • frequency: は freq: と同じ
  • radiotype: は rig: と同じ
  • memo: は otherinfo: と同じ
  • contesttag: は contest: と同じ

アプリ上で「電子」と表示されるQSLカード種別は、従来のデータとの互換性を維持するため、検索キーワードでは次のようにも記入できます。

qslcard:eQSL

他に、qslcard:DIGITALや、qslcard:電子でも検索可能です。

電子ログへの送信状態を検索する方法

Ver.1.7.0以降では、電子ログサービスの種類と送信状態を組み合わせて、交信履歴を検索できます。

検索キーワードは、次の形式で指定します。

log:{サービス}:{送信状態}

サービスには、次の値を使用できます。

  • eqsl: eQSL
  • qrz: QRZ.com
  • lotw: LoTW
  • clublog: Club Log
  • hamqth: HamQTH
  • wavelog: Wavelog
  • any: サービスを限定しない

送信状態には、次の値を使用できます。

  • uploaded: 送信済み
  • none: 未送信
  • pending: 送信結果の確認が必要
  • error: 送信失敗
  • no_history: 送信履歴なし
  • any: 送信状態を限定しない

「未送信」は、そのサービスへの送信が完了しておらず、送信結果の確認待ちでもない交信を表します。

「送信履歴なし」は、そのサービスへの送信を一度も試みていない交信だけを表します。

例えば、eQSLへ送信済みの交信を検索する場合は、次のように記入します。

log:eqsl:uploaded

LoTWへの送信履歴がない交信は、次のように検索できます。

log:lotw:no_history

QRZ.comへの送信に失敗した交信は、次のように検索できます。

log:qrz:error

いずれかのサービスで、送信結果の確認が必要になっている交信は、次のように検索できます。

log:any:pending

複数の条件を半角スペースで区切ると、すべての条件に一致する交信を検索します。

log:eqsl:uploaded log:lotw:none

この例では、eQSLへは送信済みで、LoTWへはまだ送信されていない交信だけを表示します。

同じサービスに複数のアカウントを登録している場合は、そのサービスに登録されているアカウントをまとめて判定します。

Ver.1.7.0以降の検索に関する補足

Ver.1.7.0以降では、除外検索と詳細検索を組み合わせて使用できます。

mode:FT8 -移動

この例では、モードがFT8であり、「移動」という文字を含まない交信を表示します。

until: で終了日を指定した場合は、その日付当日の交信も検索対象に含まれます。

until:2026-08-13

この場合、2026年8月13日までの交信が表示されます。

height: は、GPSで取得した、運用時の海抜高度を検索するオプションです。

height:10-20

この場合、海抜高度が10m以上、20m以下の交信が表示されます。

band: は、ログに保存されているバンド名を検索します。

band:7MHz

band:430MHz

〜Ver.1.6.14

こちらの解説は、アプリバージョン ver. 1.6.8以上 を基準としています。

交信履歴タブにおいて、検索フィールドに検索キーワードを記入すると、コールサインやモード、相手の名前、メモなどから区別なく検索を行います。

検索キーワードは半角スペースや全角スペース、カンマ(,)によって区切られ、AND演算(全部一致)で検索が行われます。

除外検索を行う際は、キーワードの前に – 演算子をつけてください。 JA1AAA -433 などと記述することで、JA1AAAを含むが、433は含まれないログのみが表示されます。(除外演算子と、以下で説明する詳細検索を併用することはできません。)

また、検索キーワードでは : (コロン)を使用して、特定のフィールドや検索オプションを追加できます。

検索オプションの種類

使用できる検索オプションの種類は以下の通りです。

  • callsign: 相手の呼出符号
  • portable: 相手の移動運用
  • rstsent: 相手に送ったRST
  • rstreceived: 相手から受け取ったRST
  • myqth: 自分の運用場所(QTH)
  • qth: 相手の運用場所(QTH)
  • othername: 相手の名前
  • band: 周波数のバンド(例:HF、UHF、VHFなど)
  • freq: 運用周波数
  • mode: 交信のモード
  • qslcard: QSLカードの交換有無。「なし」「BURO」「eQSL」「DIRECT」の4種類で分類されます。
  • rig: 運用に使用したリグ
  • ant / antenna: 運用に使用したアンテナ
  • grid / gl: 自分のGrid Locator
  • cnty / jcc / jcg: 自分の地域コード
  • weather: 記録した天気
  • otherinfo / comment: メモ
  • qslcomment / remark: QSLコメント
  • mycall: 運用時に使用した自分の呼出符号
  • begin: 交信を開始した日付がこの日付より後
  • until: 交信を開始した日付がこの日付より前
  • distance: 交信相手との距離(km単位)
  • height / hight: 交信時点の高さ(m単位)
  • power / txpower / watts: 送信出力(W[ワット]単位)
  • type: ログの特徴 (ver. 1.6.9以上でのみ使用可能)

それぞれの検索オプションは以下のように記入してください。

callsign:ja1aaa

複数の検索オプションを使用する際は、半角スペースで区切ってください。

callsign:ja1aaa weather:晴れ

相手の呼出符号は、ポータブル表記を含みます。 callsign:ja1aaa/1 と検索することも、 callsign:ja1aaa portable:1 と検索することも可能です。

日付指定検索 (begin/until)

日付指定の begin / until は、以下のようなフォーマットで記述してください。

begin:2024-12-30
until:2025-01-10

時刻は、デバイスの時刻を優先します。ただし、「ログをUTCで表示」オプションをオンにしている場合はUTC時刻を基準とします。

時刻は上記のように YYYY-MM-DD でのみ記述可能です。時刻の指定などはできません。

距離・高さ・送信出力

distance / height / power の3種類については、範囲指定で検索してください。

範囲は – (ハイフン) で指定可能です。

distance:5-10 で、相手との距離が 5km 以上、 10km 以下の交信が表示されます。
distance:-10 で、相手との距離が 10km 以下の交信が表示されます。
distance:10- で、相手との距離が 10km 以上の交信が表示されます。

範囲指定においては …(半角点3つ) も使用可能です。

distance:5…10 は、 distance:5-10 と同じ意味です。ただし、 distance:…10 などには対応していません。下限値・上限値の両方を使う場合にのみ … が使用できます。


heightは、GPSによって記録された高さを検索できます。 distance と同じく – を使って範囲指定が可能です。

height:10- で、10m以上の高さのログが表示されます。
height:10-100 で、10m以上かつ100m以下のログが表示されます。
height:-200 で、200m以下のログが表示されます。

heightだけでなく、 hight と記載しても大丈夫です。


powerは、範囲指定または正確な値の指定が可能です。単位はW(ワット)です。

power:5 で、5Wで運用したログが表示されます。
power:-50 で、50W以下の出力で運用したログが表示されます。
power:10-50 で、10W以上・50W以下で運用したログが表示されます。
power:51- で、51W以上で運用したログが表示されます。
power:-0.5 などと小数点の指定も可能です。(0.5W以下のログを表示)

powerだけでなく、 outputpower / txpower / watts と記載しても大丈夫です。

Type (ログのタイプ) (Ver 1.6.9+)

type:dup
type:重複
type:duplicate
type:중복

このようなオプションを使用することで、重複しているログのみを表示します。重複の判定は、「相手の呼出符号」「交信の開始時刻」のみです。重複したログを見比べて重複状態を解消する時にお使いください。
このオプションはアプリバージョン 1.6.9以上でのみお使いいただけます。

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“アマチュア無線アプリ「HAM交信サポート」の検索オプション解説” への11件のフィードバック

    • iCloud同期ができない問題については、現在確認されていて、解決に向けたアップデートを準備中です。解決できるまではCSVファイルを書き出し→読み込みで対応していただければ幸いです。ご迷惑をおかけしてしまい申し訳ございません。

      • 早々のご回答ありがとうございます。
        早期のアップデートを楽しみにしています。

  1. このアプリを複数の端末でデータを共有しながら使うことはできますか?

    • はい、アプリの設定→データ管理からCSVで書き出し・読み込みが可能ですので、こちらの機能を使ってデバイス同士でやり取りすることで、複数のデバイス間での使用が可能です。
      本来はiCloud同期により自動的に同期できるはずですが、現在アプリの不具合により、iCloud同期が正常に行えない状態にあります。
      至急アップデートで解決を試みていますが、今のところは、CSV書き出し・読み込みでの手動同期で対応していただければ幸いです。ご不便をおかけしてしまい申し訳ございません。

      • ご返信ありがとうございます。
        iPhoneとiPadでデータ共有できたらいいなと思ってました。
        これからも便利に使わせてもらいます!

  2. turboハムログからCSVファイル変換して読み込ませようとしても、うまくいきません。何がダメなのか分からず途方に暮れています。何かアドバイスいただければ幸いです。

    • アプリ内の開発者に連絡から、メールをお送りください。インポートしようとするCSVファイルに問題がある可能性がございます。そのファイルも添付していただけると原因を分析し、インポート可能な形式でお送りいたします。
      念の為、CSVのフォーマットが「レコード番号なし」なのかをもう一度ご確認ください。

  3. 失礼致します。
    昨日交信記録を記入中に電源が切れてしまいました。交信記録が読み込めませんの表示が出て、スマホを再起動しても表示しません。どのように対処すればよろしいでしょうか?
    よろしくお願いします。

    • ご不便をおかけして申し訳ございません。
      保存されている交信記録を保全するため、アプリの削除・再インストールやデータの初期化は行わず、そのままお待ちください。
      状況を確認するため、エラー画面のスクリーンショット、アプリのバージョン、iPhoneの機種・iOSバージョン・空き容量をお知らせいただけますでしょうか。あわせて、交信記録のバックアップの有無と、iCloud同期を利用されていたか、別の端末では記録を表示できるかも教えてください。(別の端末がない場合は、そのままで大丈夫です。)
      確認でき次第、データを保全した上での対処方法をご案内いたします。

      お問い合わせはメールアドレス hoshizorarin01@gmail.com からも受け付けております。画像の添付が必要な場合は、こちらをご確認いただけると助かります。

    • 先程、Ver.1.7.4が配信されました。
      こちらのバージョンにアップデートすることで、損傷したデータベースを復元可能になる見込みです。
      ぜひApp Storeからアップデートをお願いいたします。

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