iOS、macOS、iPadOS用の写真編集ソフトとして人気高いPixelmatorは今日(2024年11月2日)、自社ブログからPixelmatorチームがAppleに合流することを発表した。

https://www.pixelmator.com/blog/2024/11/01/a-new-home-for-pixelmator/

Pixelmatorは2007年に設立され、今までiOS・iPadOSおよびmacOS用のさまざまなソフトを提供しており、Adobe Photoshopの代用としてAppleユーザの間で広く使われていた。

Appleがアプリの開発者を買収するのは今回が初めてではない。Appleは2017年、さまざまな自動化プログラムを作成するWorkflowを買収し「ショートカット」という、既存にmacOSで提供されていた「Automator」に変わるアプリを提供していて、2018年には音楽認識アプリとして世界的に広く使われていたShazamを買収し、コントロールセンターなどに統合してきた。

他にも、Beatsを買収しBeats MusicをApple Musicとして提供したり、2021年にはクラシック音楽サービスのPrimephonicを買収し、Apple Music Classicとのサービスを開始している。

今回のAppleによるPixelmatorの買収は、今はもう提供されていないiLifeシリーズの「iPhoto」や「Aperture」(両方とも現在の「写真」アプリに統合)のような、写真編集だけのためのソフトを提供するためなのではないかと推測されるが、ShazamのようにPixelmatorを無料化して引き続き提供するかは不明だ。デザイナーやグラフィック産業において人気高いAppleデバイスとPixelmatorのシナジーは、非常に高いと推測される。

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